今井果穂は悪い女だから、お仕置きをしなくてはならない。
そう、真剣に彼女のことを思いつづけていた私の真心を踏みにじったからだ。
私は今井果穂のためにすべてを失った男だ。
もう、何も怖いものは無い。
徹底的に復讐をしてやるんだ。
今井果穂が私の前に現れたのは、今から約2年前のことだった。
通勤電車の中で毎日顔を会わせるうちに、互いに微笑みを交わすようになり…そして、最初に声を掛けてきたのは彼女の方からだった…私は完全に舞い上がっていた…それが私に通常の判断力を失わせていたのだ…。
あの女は悪魔だった。
あの可愛らしい笑顔の奥に隠された素顔を、私は完全に見誤っていたのだった。
一度きりの過ちだったのに…昼下がりのラブホテルで私たちは結ばれた…そして、その次の日には、私の性器の特徴までもが詳細に綴られた告発文が私の通っている会社内に配られたのだった。
あっという間に噂は広まっていった。
好奇の目と侮蔑の目…どんなに弁解しても、社内の人間の疑惑の目は私の背中に集中した。
そして、当然のことながら…私の自宅にもご丁寧に配信されてきた。
妻と娘は…いともたやすく私に背を向けた。
もともと家庭の中にはすでに居場所がなかったのは確かだが…。
すべてを失った私には、復讐心しか残されてはいなかった…今井果穂をなぶってやる…そう誓うことこそが私の生きる証となった。
私は全財産を投入して危険な男達を雇い入れた。
その男は「どこまでやっていいのか?」と聞いてきた。
私はこう答えてやった。
「好きなように、行くところまで行ってかまわない」。
男の顔に喜びの色が浮かぶ。
私ももちろん立会うつもりだ。
カメラとビデオを用意した。
泣き叫ぶ顔や、汚らわしいオマンコの写真を撮りまくってやるんだ…そしてこの街の、いや、日本全国の男に配ってやったっていい…もう何も怖いことはない…俺は何でもできるんだ…見てろよ…。